会話のスキルだけで抜け出せる激務の状況

激務に悩まされている看護師は何が原因で忙しくなっているのかを考えてみる必要があります。単純に仕事の量が多いからと一言で言ってしまっては問題の解決になりません。人材が増えたり患者の数が減ったりしない限りは仕事の量が減ることはなく、その内容をよく吟味して時間を費やしすぎてしまっている部分がないかと吟味するのが良いでしょう。
そのときに気づく場合が多いのが会話に費やしている時間の長さです。仕事上、看護師は様々な人と会話をすることになります。患者との会話を通して状況を把握したり、医師と会話をして仕事内容を確認したりするのは日常的に行わなければならない業務です。引き継ぎのときには同僚とも会話をする必要があり、会話能力の改善だけで激務が緩和されるようになることは意外にあります。
実践できていないことが多いスキルを二つ知っておきましょう。一つは相手のレベルに合わせた話をするスキルであり、患者とは適切な会話ができていても医師との意思疎通に時間がかかっていることや、その逆のパターンは珍しくありません。医療レベルの会話をしてしまうと患者は理解が乏しくなってしまいますが、一般人のレベルで会話をすると医師との会話には時間がかかりすぎる場合が多く、適切なレベルで話すことを心がけるのが良いのです。もう一つは会話を長引かせないスキルであり、必要な話が終わったら速やかに会話を切るようにするのが肝要になります。わずか数分だけ会話が伸びるとそれを繰り返したら膨大な時間になるという理解が大切です。